逆転小倉リーディングへ。浜中は今開催で現在14勝を挙げていて、首位を走る川田とはオーラス週を前に4勝差。川田が日曜は札幌で騎乗するとあって、決してノーチャンスではない。本人も最終日での逆転劇へ意欲をみせている。
「逆転不可能ではないですから。小倉は地元で相性がいいですし、何とかいいところをみせたいですね」
08年は小倉2歳Sをデグラーティアで制覇。自身の重賞初タイトルをつかみとった。今年も小倉記念をイタリアンレッドで勝って、さすがの好相性ぶりを発揮。リーディング獲りへの期待が高まるなか、浜中はあくまで冷静に今年の夏を振り返っている。
「今年は2日間札幌にいっていましたから。初めてでしたけど3勝できたし、夏全体でいえば納得できるものだったと思います」
リーディングへの道のりが険しくなることは理解しつつも、フリーになった今年は小倉にとどまらず、北海道にも遠征して活躍の場を広げた。「馬主体で動くのは騎手の第一条件ですから」。さまざまな経験を積み、結果を残したことで関係者との信頼を得た。騎手としての成長、その充実感が今の浜中にはある。
土日あわせて計17鞍に騎乗。固め勝ちを期待できる布陣だ。最も気合が入るのは昨年のブラウンワイルドに続いて、自身の連覇がかかる小倉2歳S。今年はエピセアロームとコンビを組む。デビュー2戦で手綱をとった浜中は潜在能力の高さを感じ取っている。「能力で言えばこのメンバーには負ける気がしない」と絶賛。ただ不安材料もある。当初は新潟2歳Sを予定していたが、除外の可能性が高いため小倉へ。「マイルの方が競馬しやすいと思うので小回りの千二はどうか」と条件面を懸念した。それでも「将来性があるし、乗りたかったですから」と期待の大きさは変わらない。重賞Vを飾ってリーディング首位にたつ。そんな心憎い演出をやってのける可能性は十分だ。
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ラベル:浜中